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執筆者の写真misima

サラクヤシ

 バリ島から持ち帰ったサラクヤシも2年目に入った。

サラクヤシ苗

  変わった形のハート型の苗葉が面白い。成長すると尖ってくる。果実の採取を目的としてインドネシアでは広く栽培されている。樹高は5mに達するらしいが、実際には果樹として育てられている写真を見るとせいぜい2~3mで成木となるものと考えられる。根元から株状に立ち上がる樹形なので、家屋内でも十分に育成可能と思われる。ヤシ類は育て易いはずだが、常夏の国のものであるので耐寒温度は5度C程度と考えるのが適当だろう。


  ただ、注意することとして、針状の棘がとても鋭い。幹に触ることもできないほどだ。成長するにつれさらに鋭くなるらしい。現在樹高30センチほどだが、子供が触ると間違いなく怪我をしそうだ。


  有名な果樹である。蛇の革のような薄い皮を剥いてみるとぬるっとした白いブドウのような実が出てくる。食べてみたところなんとなく甘い程度で、日本人の感覚としてはおいしいとはいえない。インドネシアではおいしいらしい。この実から砂糖を採取したりもする。現在5株がミニバリで実生で育っていて2年目になる。大きくするのは1株で十分なので、どなたか貰ってもらえないだろうか。

 


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