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耐震セミナー、耐震設計のいろいろ

  • 執筆者の写真: misima
    misima
  • 2018年7月21日
  • 読了時間: 2分

2018年7月21日ASO耐震セミナー

  すまい・るホール(住宅金融支援機構本店1階)にて 11:50〜16:50迄 マンションの耐震改修の事例紹介や支援など一般対象のセミナーが開かれた。私は個別相談を担当した。

  耐震診断をしてみて、もし危険と分かった場合、次にやらなければならないのは耐震補強工事である。今回のセミナーは、耐震設計のやり方次第で、大きくその成果が異なることがある。という話であった。
  JASO河野氏の事例が面白かった。端的に言えば、A社、B社の耐震設計案が不評のところに、第3の設計案を提示し、その明らかな優位点を持って耐震補強工事に進んだという事例報告である。耐震設計は決してひとつではないことをはっきりと示し、3者3様の考え方をそれぞれ説明し、問題点を明らかにし、その上で結果として設計者を選ぶことの大切さを語った。

  簡単に説明してみる。
  A社の案は、RCのアウトフレームにブレースの斜材がばしばし入った設計で、アウトフレームの付いた住戸とそれ以外の住戸とは眺望や日照に大きな差が生じていた。
  B社の案は、ダイナミックなB社の特許工法で、非常にすっきりとしたものだったが、やはり同じく不公平が大きく、また施工費用も高かった。
  3番目がJASO案であるが、まずブレースなどにより生まれる各住戸間の不平等がなかった。また、それを可能としたのは、JASO山内氏の構造計画で、AWAT工法を利用し、全体の剛性のバランスを取ったことにあったと思われる。優れた構造家の力量に追うところが大きかった。

  この他に、非常に多くの問題の有る工事の事例とか、資金と調達のこととか、が講演のタイトルであった。約100名の来場者も満足されたのではないかと思う。

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