インバウンドに期待して、横浜のドヤ街にある古い簡易宿所(133室)に外国人のバックパッカーを招き入れることができるかどうか。・・・・
横浜の簡易宿所とは、かつて港湾労働者を対象にした廉価なホテルとして機能していたが、現在は低所得層の常宿者が多数を占めるものとなり、近年需要の減少が見られて経営は難しくなって来ている。そこでインバウンドに期待するわけだ。
一方で民泊が注目を集めているのが気にかかる。宿泊施設としてのわが国の厳しい基準に対して、営業的にも施設的にもずっと簡易なレベルでも人を宿泊させるという画期的な緩和施策である反面、心無い者達の、特に外国人たちの温床となることも危惧されている。しかし、簡易ホテルはもともとこれら民泊とは基準の違うレッキとしたホテルであり、外人に来てもらって何か困ることが発生すること心配するものではない。
集客は国外の集客サイトから期待できる。立地は横浜の中心部に近く問題なし。しかし皆が知っている難題がある。街のイメージと雰囲気だ。時代は変化しこれらのイメージが薄まりつつあるのを祈るばかりなのだが、外人は気にしないのではないかと考える。まずホテルとしてのハードの部分が低レベルすぎることを改善する。客室の内装はお粗末で、少なくとも帳場、シャワー室、ロビーの改装、刷新は必須だ。次に管理体制の改革がある。外国のお客さんと従前の定宿者と入り混じることになる状態を帳場さんがさばけるかどうかも大きな問題である。wifi、TV、なども必要。
これらを乗り越えて、ホテルオーナーがどこまで腹をくくり新しい事業に投入できるか、これからしばらく戦ってみることにしたい。
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